その2 CFからArmadilloを起動
HPのハウツーページを 参考にして CompactFlashにLinuxシステムを構築して
CompactFlashからArmadilloを起動してみましょう …に挑戦します
| HPのダウンロードページの | ディレクトリのなか から | |
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|-- | debian | CompactFlash用DebianGNU/Linux(tgz圧縮) |
| | |-- potato-devel | Debian2.2開発環境インストール(3分割/展開後約100MB) |
| | `-- potato-std | Debian2.2標準インストール(2分割/展開後約70MB) |
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|-- | doc | ドキュメント類(pdf) |
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ここでは HPのHowToページの例(Armadillo Linux: 約 6MB) ではなく
debian - potato-std という Debian2.2標準インストール(2分割/展開後約70MB) で
より本格的な Linuxの構築をねらいます
ちょっと 戸惑いました −− マニュアルどおりではないと いろいろ ですね
メモしておきます:
・ まったく新規に 空のCFに上記の標準インストールしますと telnetサーバとFTPサーバ
そして httpdも 入っていませんので あとで別に追加インストールすることになります
(CGIのためのPerlはありました)
ソフト編のマニュアル - ArmadilloSoft112.pdfの47/52ページに 収録パッケージが リストされています
Armadilloの初期ロードされているコンパクトなLinuxで
CFに .tgzファイルを取り込み tarコマンドで展開すると
tar: Names longer than 100 chars not supported. というエラー に出会います:
(HPのBBSの過去ログにも指摘されています)
ということで なにか手を打ちませんと...
そこで
ここから テストしながら あらたな インストール法を探ります:
これまで いろいろ試みてきた結果 以下のような状況にありましたので チェックしました
・Linux 導入での奮闘メモのページの その1で触れた MebiusPC(VineLinux版)を活用します
このPCには PCMCIAカードスロットが付いていて /dev/hdeとして認識され、動作しました
まず 最新状態のArmadilloに挿入さている 動作確認済みのCFに収められている内容を
MebiusPCに コピーファイルして 内容チェックを試みました
mount /dev/hde1 /mnt | MebiusPCの PCMCIAスロットは /dev/hde だった | |
cd /ext/Arm1 | MebiusPCに予め r/w可でセーブ先ディレクトリを用意 |
cp -a /mnt/* ./ | で かなり時間が掛かったが 全コピーが実行された |
ls -l | で PC内にコピーされた内容を眺めてみた |
cd | |
umount /mnt | で CFメモリを取りだし終了 | |
(このあと 別のCFに上記のセーブ内容をコピーし Armadilloで動作させてみました)
この 様子から Linux化したMebiusuPCの活用を考えました −
マニュアルにあるArmadilloでのtar展開を しないやり方です
1.インストール前の準備
空のCompactFlashを用意し、ソケットに挿入します。
ジャンパの設定は、JP1:OFF, JP2:OFFにします。
この図で左上部 CON5(PIO)の近くにJP(1〜3)というのがありますね
(ftpでPCから転送しませんので、ネットワークへの接続の必要はありません
以上の準備が整ったら、Armadilloの電源をONにし、
login画面が表示されたらrootでログインします。
2.Armadillo上でCompactFlashのパーティションを設定する
[armadillo]# fdisk /dev/hda
nコマンドでパーティションを作成します。
パーティションを作成したら、tコマンドで、パーティションタイプを83(Linux)に設定します。
(wコマンドで設定を書き込み、fdiskを終了します)
3.CompactFlashを初期化
作成したパーティションを、EXT2ファイルシステムとして初期化します
[armadillo]# mke2fs -O none /dev/hda1
(パーティションをEXT2ファイルシステムに初期化する)
ここで マニュアルにあるやり方のArmadilloでのtar展開を しないで
MebiusPCのPCMCIAスロットに CFアダプタ経由で挿入さたCFメモリに
MebiusPCでのコマンドにて.tgzイメージを展開 インストールします
4.MebiusPCにCompactFlashをマウントし システムイメージファイルを CompactFlashに展開する
[MebiusPC]# mount /dev/hde1 /mnt
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[MebiusPC]# chmod 777 /mnt
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[MebiusPC]# cd /mnt
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[MebiusPC:/mnt]# tar zxf /ext/potato-std/potato1.tgz − MebiusPCに拾っておいた.tgz
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[MebiusPC:/mnt]# tar zxf /ext/potato-std/potato2.tgz
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[MebiusPC:/mnt]# ls Linuxのツリー構造が確認されます
bin/ dev/ home/ linuxrc@ proc/ sbin/ usr/
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boot/ etc/ lib/ mnt/ root/ tmp/ var/
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[MebiusPC:/mnt]# cd
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[MebiusPC]# umount /mnt CompactFlashをアンマウントする |
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これで CompactFlash上にArmadilloで起動可能なLinuxシステムが構築されました
5.CompactFlashからArmadilloを起動してみよう
電源をOFFの状態で、ジャンパの設定をJP1:ON, JP2:OFFにして、Armadillo Linuxを
インストールしたCompactFlashをソケットに挿入します。
電源をONにすると CompactFlashのシステムからArmadilloが起動します。
CompactFlashは、ハードディスクのように使えますので
ユーザの追加や、様々な設定の変更をすぐに更新することができます
まず この標準インストール後 apt-getが働くのでhttpdをWebからインストールしましょう
(apt-getの参照サイトの編集は必要だったかな?)
ntpdateも この際apt-get installして 時計も合わせましょう また crontab -e
も編集します
(私がいつも利用させて頂いている ntpサイトは 133.100.9.2です)
初期設定は DHCP自動取得になっています ifconfigにて割りあてられたIPアドレスが
分かります また /etc/network/下の eth0設定で 固定IPを割り振ることもできます
もう 要らなくなった ワンヒントめも
Armadillo rootimage.tgzインストールで
/etc/passwd を編集して ftp:の部分で /home/ftp を /にしてしまう
このようにする
すると ftpで /mntなど / 以下すべてが見えるようになって チェックに便利かも
最終更新日:2004-8-9
編集管理用: ・